アメリカのトランプ大統領は、グラミー賞の授賞式で自身を揶揄した司会者に強く反発し、提訴する考えを示しました。
1日、ロサンゼルスで行われた第68回グラミー賞の授賞式では、受賞者や司会者から、トランプ政権が進めるICE=移民税関捜査局による強硬な移民取り締まりに抗議する発言が相次ぎました。
こうした中、司会を務めたコメディアンのトレバー・ノア氏は、最優秀楽曲賞に触れ、「これは、ほとんどすべてのアーティストが欲しがるグラミー賞です。トランプがグリーンランドを欲しがるのと、ほぼ同じくらいです」と述べました。
さらに、少女らへの性的虐待などの罪で起訴され、勾留中に自殺したジェフリー・エプスタイン氏の名前を引き合いに出し、エプスタイン氏が所有していた島をめぐるジョークに、トランプ大統領の名前を挙げ、会場の笑いを誘いました。
これに対しトランプ大統領は2日、SNSでグラミー賞について「最悪で、見るに堪えない」と批判しました。
そのうえで、エプスタイン氏が所有していた島に行ったことは一度もないとして、「誤りで中傷的だ」と否定し、ノア氏について「弁護士を送って訴える」と提訴する考えを示しました。