今月8日投開票の衆議院選挙は後半戦に入っています。
TSSはこの週末、県内の有権者およそ2000人を対象に世論調査を行いました。
ここからは選挙担当の青坂さんとお伝えします。
ーー高市政権が発足して初の国政選挙でもありますが有権者の皆さんの関心の高さはいかがでしょうか。
■投票に行きますか?
選挙に行くかどうかの世論調査です。
「期日前投票に行った」もしくは「期日前投票に行く予定」と答えた人が51%、また「投票日の8日に行く」と答えた人が44%で投票に前向きな人が総じて95%と高い数字になっています。
しかし前回、おととしの衆院選で同様の調査を行ったときにも投票に前向きな人は90%を超えていた中で、実際は投票率が小選挙区で48.40%と広島県が全国最低でした。なので実際の投票行動に繋がるかどうかは読みが難しいところです。
■期日前投票は前回の1.2倍
ただ、「期日前投票に行った人」に関しては2月1日までの状況が発表されました。
県選挙管理委員会によりますと2月1日の時点で期日前投票をした人は選挙人名簿登録者数の3.77%にあたる8万5075人でおととし前回選挙の同じ時期と比べおよそ1.2倍に増えています。
選挙日程が急に決まってまさに真冬の超短期決戦となっていますが、期日前は入場券がなくても運転免許証やマイナンバーカードなどで本人確認ができれば投票は可能です。
ーーいざ投票する際に…有権者の皆さんはどんな政策を重視しているんでしょうか。
■有権者の声
まずはこれまでに聞いた有権者の声をまとめています。
【20代】物価高
「物価高はやはり、生活に一番かかると思うので。そこは見てます」
【30代】子育て
「私は子育てかな。もうちょっと期間があるので調べて行ってみようかな」
【70代】消費税減税
「税金、減税とか。若い人たちが国のために少しでも協力しようと思うように、いろいろ考えてあげたらいい」
【70代】エネルギーや食料政策
「危機管理投資でエネルギーとか食料とか。全部やらないといけない、日本は」
■どんな政策を重視?
世論調査の結果です。
「景気・物価高対策」が39%と最も多く、暮らしに直結する政策が投票の決め手になっていると考えられます。
そのほか「年金・医療など社会保障」、「外交・安全保障」と続いています。
おととし、最大の争点となった「政治とカネの問題」は13%となって、前回のこの調査から割合としてほぼ半減しています。
ーーそうした状況の中、注目の選挙区はどこでしょうか。
今回3つの選挙区に注目します。
■広島3区 自民を中道が猛追
まずは広島3区です。
5人が立候補しています。
自民・公明の連立政権解消や新党結成によって前回と構図が大きく変わりました。
3区は自民党・前職の石橋林太郎候補が一歩リードしています。
前回の比例単独から初めて小選挙区に挑む石橋候補は党の支持層をほぼ固めていて、さらなる上積みを狙います。
そこに猛追しているのが中道改革連合・前職の東克哉候補です。
立憲民主党から新党に合流した東候補は党の支持層を固めていて無党派層への支持拡大も図ります。
また、参政党・新人の田中淳子候補、共産党・新人の高松史子候補はそれぞれ党の支持層をほぼ固めていますが、無所属・新人の玉田憲勲候補がを含め2人にリードを許している展開です。
■広島4区 自民が一歩リード
続いては広島4区です。
3人が立候補しています。連立与党の前職同士がぶつかる異例の構図に、野党の新人が挑んでいます。
4区は自民党・前職の新谷正義候補が一歩リードしている展開です。
前回は比例単独で区割り変更後、初めて小選挙区に立つ新谷候補は党の支持層を手堅くまとめています。
追い上げを見せるのが国民民主党・新人の鍋島勢理候補です。
初めて国政に挑む鍋島候補は党の支持層を固めていて中道改革連合の支持層にも一定の浸透が見られます。
そこに日本維新の会・前職の空本誠喜候補が続きます。
前回この4区で当選した空本候補は党の支持層をまとめていて他の党や無党派層にも食こめるかがポイントです。
公示前に想定されていた三つ巴の戦いにわずかに差が出始めている状況です。
■自民と中道が互角
最後に広島5区です。
野党の前職と、与野党の新人2人が立候補していて激しい競り合いが見られています。
5区では自民党・新人の山本深候補が、公示直前の立候補表明から知名度アップに力を注いでいます。山本候補は党の支持層をほぼ固めていて、さらなる上積みを図ります。
互角の戦いを見せているのが中道改革連合・前職の佐藤公治候補です。
野党の議席を守ってきた佐藤候補は党の支持層を固め自民党の支持層にもわずかに食い込んでいます。
一方、共産党・新人の猪原真弓候補は党の支持層をほぼ固めていますが伸び悩んでいます。
現時点の情勢をお伝えしましたが、3つの選挙区ともに1割から2割の人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、こうした方の投票行動が結果に影響を与えることになります。
衆議院選挙の投票日は今月8日で即日開票されます。
TSS世論調査についてお伝えしました。