アメリカのトランプ大統領は29日、国家非常事態を宣言し、キューバに石油を供給する国からの輸入品に追加の関税を課すための大統領令に署名しました。
トランプ大統領は29日、「キューバがアメリカを脅かす異常な行動をしている」と述べ、ロシアや中国、イラン政府やハマスなどアメリカの敵対国や国際テロ組織を支援していると指摘し、国家非常事態を宣言しました。
そのうえで、トランプ大統領はキューバに石油を供給する国からの輸入品に追加の関税を課すための大統領令に署名し、30日に発効するとしていますが、具体的な関税率や対象国は明らかにしていません。
アメリカがベネズエラを攻撃して以降、キューバに原油を供給しているのは実質的にはメキシコのみで、人道目的でキューバに石油の輸出を続けるメキシコに圧力を強めているとみられます。
トランプ大統領は「キューバはまもなく破綻するだろう」などと発言していて、アメリカのメディアは「トランプ大統領は共産主義政権であり、長年にわたりアメリカの敵国であるキューバに圧力を強めている」などと報じています。