宮崎県内では1月に入って火事が相次いでいます。宮崎市では31日に雨が降らなければ、1月の降水量が初めて0となるなど、県内全域で乾燥した状況が続いています。こうした中、消防は火の取り扱いについて注意を呼びかけています。
(江川琴実記者)
「さきほど私のうしろの方で枯草が燃える火事があり、今消防が広範囲にわたって消火活動を行っています」
(森山裕香子記者)
「県庁から近い国道220号に面した、あちらの2階建ての建物から、白い煙があがっています」
1月に入って、相次ぐ火事。消防などによりますと、1月1日からきのうまでに県内では73件の火事が起きています。
(宮崎市消防局予防課 甲斐健将主査)
「冬から春にかけては空気の乾燥と強い季節風が吹く日が増えることから、火災が発生しやすい。また、火の粉が遠くまで飛ぶことで一気に拡大延焼することが考えられます」
宮崎市消防局が管轄している宮崎市・国富町・綾町のこの1年間の火事の件数です。空気が乾燥する1月・2月の火事の件数が、湿度の高い梅雨の時期に比べて、およそ3倍から4倍となっています。
このように火事が起きやすい時期ですが、宮崎地方気象台のある宮崎市では1月まだ雨を観測していません。
(早瀬純哉記者)
「宮崎地方気象台では、あちらの筒状の機械で気温や湿度を図っています」
「今どのくらい乾いていますか?」
(宮崎地方気象台 菊池啓介さん)
「こちらが現在の宮崎の湿度。現在湿度が25%なので、空気がかなり乾燥している状況です。」
宮崎地方気象台では、31日雨が降らなければ、1886年の統計開始以降、140年間で初めて1月の降水量が0となります。
また、県内全域をみても、29日までの1カ月の雨量は、平年に比べてかなり少なくなっていて、多いところでも山間部で3割程度となっています。
(古山圭子気象予報士)
「山沿いで雪が降った時があったが、そのときにカウントされた降水量。湿度が低ければ低いほど、乾燥していれば乾燥しているほど雪になりやすいので、乾燥状態は続いていると言える」
今後も空気の乾燥は続くのでしょうか。
(古山圭子 気象予報士)
「来週木曜日から金曜日にかけて、前線が少し停滞してまとまった雨になりそうですが、最新の1カ月予報によると平年よりも降水量が少ないと予想されています。このあとも引き続き空気の乾燥状態が続くので注意が必要です。」
消防は火の取り扱いについて注意を呼びかけています。
(宮崎市消防局予防課 甲斐健将主査)
「ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。コンロを使うときは火のそばを離れない。コンセント周りの埃を定期的にチェックしてたまっていないか確認するのが大事です。」