新潟市は30日、市立の障がい者支援施設利用者への虐待や暴言があったとして福祉部に所属する50代の一般職員2人を停職処分にしたと発表しました。
停職処分となったのは、福祉部の50代の男性職員2人です。
1人は、2023年6月に2度にわたって利用者が送迎バスに乗車する際、手消毒用のスプレーを手以外の顔や体に吹きかける行為を行いました。また、2024年7月には、利用者が施設内掲示板に触れる行為を止めさせる目的で、首元をつかんで引っ張り、相談室へ移動させ、きつい口調で注意。さらに2023年9月に施設内で当時の上司に対して、利用者やほかの職員がいる前で怒鳴って威圧的な口調で詰め寄り、長時間にわたって相手を罵るような行為を行い、職場の秩序や風紀を乱しました。
新潟市によりますと、この男性職員は、上司に暴言を吐いた理由について「利用者へのサービスに対して意見の相違があった」と話していて、停職3カ月の処分となっています。
もう1人の男性職員は、2024年5月から7月にかけて利用者を呼び捨てまたはあだ名で呼んだほか、手首を強く掴むなどしました。また、利用者を壁に押し付け、きつい口調で注意していたということです。
この男性職員は呼び捨てやあだ名で呼んだ理由について「良好な関係を築こうと思った」と話していて、停職2カ月の処分となっています。
障がい者支援施設で発生した虐待・暴言事案に対し、新潟市の総務部長は「この度、職員による利用者への虐待、職員への暴言、および組織対応不備事案に対して処分を行いました。本事案により、施設利用者およびご家族を始め、市民の皆様の信頼を著しく損なう結果となりましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。虐待行為は、利用者やその関係者に大きな恐怖や不安を与える、あってはならない行為であるとともに、法令遵守や高い行動規範を求められる公務員として著しく自覚を欠く行為であり、職員に公務員としての自覚を喚起し、組織をあげて一層の綱紀粛正に取り組んでまいります」とコメントしています。