「1月28日及び29日の午後9時以降、札幌駅を発着する列車を運休し、時間を確保し除雪させてもらいたい」(JR北海道 島村 昭志 鉄道事業本部長)
28日に行われたJR北海道の会見。除雪作業のため、JR札幌駅を発着する全ての最終列車を繰り上げることを発表しました。
札幌駅発の各方面の最終列車は、岩見沢行きが午後9時15分。
小樽行きが午後9時16分。
新千歳空港行きの快速エアポートが午後8時4分。
学園都市線の北海道医療大学行きが午後8時などとなっています。
JRの利用客は。
「夜に会食があるので、地下鉄を利用しようと思います」
「歩いて帰らないといけなくなりました。この冬道だと1時間くらいはかかってしまう」(いずれもJRの利用客)
1月25日から26日にかけての大雪の影響で運休が相次ぎ、大混乱に陥ったJR北海道。
ようやくダイヤも回復しつつあるこのタイミングで、なぜ再び運休するのでしょうか。
「26日午後1時ごろから随時運転を再開したが、残念ながら列車を動かすことだけで精いっぱい。安心して利用できるサービスを提供するという状態に全くなっていない」(島村本部長)
今回の記録的な大雪で、線路の両脇には「側雪」と呼ばれる大量の雪がたまっています。
それがあるために列車が押してきた雪や、車両から落下した雪の行き場がなくなり、線路のポイント部分に持ち込まれてポイントが切り替わらないなどの不具合が発生しました。
このようなことが起こらないよう「側雪」を取り除く作業を行うというのです。
今回の作業は苗穂、手稲、札幌、白石の4つの駅で重点的に行うとしています。
「2日間にわたって除雪を行うので、25日の大雪の前の状態に戻せるのでは。戻さなければいけないと考えている」(島村本部長)
JRの運休が続き、一時「陸の孤島」となった新千歳空港。
25日の夜は約7000人が空港で一夜を明かしました。
28日の最終列車の繰り上げにより、新千歳空港発・札幌行きの快速エアポートは午後8時47分発が最終となります。
しかし、それ以降新千歳空港に到着する航空機は12便あります。
JR北海道の対応は。
「大変申し訳ないが、鉄道の代行はバスで代行するレベルではない。快速エアポートは1本あたり約1000人の客が乗車する。代行は現時点ではできないと申し上げたい」(島村本部長)
未曽有の事態に北海道運輸局や北海道エアポートが動きました。
バス会社に緊急の運行を要請したのです。
これにより午後8時30分以降、少なくとも31台が新千歳空港から札幌市内の大谷地バスターミナルまで運行することが決まりました。
JR北海道の公共交通機関としての責任が問われています。
ダイヤが正常化するのはいつになるのでしょうか。