1月18日に富士山で転倒するなどしてケガをして、その後、警察と消防によって救助された中国籍の男性が、自らの登山経験について「未熟である」と自覚し、そのように警察にも話していたことがわかりました。
東京都新宿区西新宿に住む中国籍で専門学生の男性(20)は1月18日正午頃、富士山 富士宮口8合目付近の登山道を下っていた際に転倒し、そのはずみで滑り落ちて負傷したため、「下山中に転倒して右足首をケガして歩けない」と消防に助けを求めました。
富士宮警察署によると、男性は18日未明からひとりで登山をしていて、通報を受け警察と消防の山岳遭難救助隊が出動し同日夜には男性と合流しました。
ただ、男性は自力で歩行できなかった一方、夜間で風も強かったため、合鍵を持っていた隊員が8合目にある富士山衛生センターの鍵を開けて一晩を明かし、その後、19日朝になって後発隊が到着したことから救助隊員が5合目まで搬送し、同日午後12時47分に救急隊へと引き継ぎました。
男性は命に別条はなかったものの、右足首を骨折していました。
警察によると、男性は冬季で登山道が閉鎖されていくことを知っていたもののゲートを“強行突破”していて、登山計画書も提出していませんでした。
また、富士山には夏山シーズンに1回登ったことがあり、中国でも登山は複数回したことがあるものの登山歴や技術は初心者に近く、本人も警察に「登山経験は“未熟”」と話しているということです。
富士山は現在、法律に基づきすべての登山道が冬季閉鎖中で、違反した場合は6カ月以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金に処される可能性があります。