1月25日、大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市)で行われたノルディックスキーのジャンプ女子W杯札幌大会個人第22戦。悪天候のため1回目のジャンプで順位が決定し、2月に開催されるミラノ・コルティナ五輪日本代表で北海道上川町出身の高梨沙羅選手(29=クラレ)が111.7点で日本勢最高の8位、優勝は134.5点のニカ・プレブツ選手(20=スロベニア)が女子のW杯ジャンプ台記録に並ぶ139.5mを飛び、今季13勝目を挙げました。
高梨選手は雪が降りしきる中、向かい風をとらえるとK点(=123m)を越える125mをマークします。昨日、今大会の目標に挙げていた“ビッグジャンプ”とはなりませんでしたが「(助走で)安定して滑って、テイクオフまでつなげられた」と五輪に向けて手応えを感じたジャンプとなりました。
その他、ミラノ・コルティナ五輪代表の日本勢では北海道上川町出身の勢藤優花選手(28=オカモトグループ)が10位、現在、W杯個人総合2位の長野県出身・丸山希選手(27=北野建設)が12位、北海道下川町出身の伊藤有希選手(31=土屋ホーム)が15位でした。五輪前最後の国内大会が終わった女子日本代表チームは今後、ドイツでのW杯に出場し、五輪本番に臨みます。
◆試合後、高梨沙羅選手のコメント
―五輪本番までに磨いていきたいこと
「乗り込みの部分がかなり安定してきたので、テイクオフの精度であったりとか、スキーの進め方に今後、重点を置いていきたい」
―4度目の五輪でどんな姿を見せたい
「4度目の五輪になりますけども、“この4年間で積み上げてきたもの”をしっかりパフォーマンスで出せるようにしていきたい」
◆試合後、丸山希選手のコメント
―日本のファンに向けて意気込みを
「今日もこんな悪天候でも“会場までどうやって来たんだろう“っていう状況でも駆けつけてくれるファンの方だったりテレビの前で応援してくださるファンの方々に、もちろん自分が納得のいくジャンプをすることも大事ですけど、皆さんに勇気をもってもらえるようなジャンプができるように精一杯やっていきたい」
―初の五輪で楽しみにしていること
「メダルをとって“ビジネスクラス”に乗って帰ってきたいと思っているので、試合を楽しんでその先に“良いごほうび”があればいいなと思います」
◆試合後、伊藤有希選手のコメント
―地元・北海道の試合で“充電をして五輪に向かいたい”と話していたが
「スタート台に立っていても皆さんの声援が聞こえるんですね。それが“自分のスタートの覚悟を決める瞬間”になったりもするので、(皆さんの声援の)瞬間瞬間の一つ一つが自分のパワーになりました」
―4度目の五輪でその応援をどう返したい
「言葉で言うには足りないくらい、皆さんのおかげで4度目の挑戦をさせていただけることをありがたく思います。皆さんに“自分の思い”が伝わるようなジャンプができれば、これ以上なことはない」
◆試合後、勢藤優花選手のコメント
―五輪前最後の国内大会を終えて、残りの期間をどう過ごしていく
「札幌のW杯で表彰台に立つことを目標にしてやっていたので、目標を達成することはできなかったですけど、今課題にしている“スタートの安定性と確率を上げること”を目標にして五輪までもっと確率を上げて、遠くに飛べるような準備をしていきたい」
―ラージヒルが五輪では楽しみと話していたが、札幌で飛んでみて感覚は
「ノーマルヒルよりは自分の気持ちにも余裕をもってスタートすることができたし、やりたい動きができるのもラージヒル。今日のジャンプだとこういう天候で自分の気持ちに負けてしまったのかなという思いもあったので、五輪当日は“1cmでも遠くに飛ぶ”という強い気持ちをもってメダル獲得ができるように準備したい」