秋田市外旭川地区のまちづくり事業について22日、事業パートナーのイオンタウンが市に示した新たな計画案が明らかになりました。市議会では、卸売市場を現在の敷地内で再整備する議論が続いていますが、別の農地に移転する案が示されました。
前市長の肝いりの政策だった外旭川地区のまちづくり事業。秋田市は当初、卸売市場と観光・集客施設、そして新たなスタジアムを一体で整備する計画でした。
しかし、2024年に新スタジアムの建設地が八橋運動公園に変更となりました。
2025年4月に就任した沼谷市長は「前提が崩れている」として、登庁初日に基本計画を白紙撤回。市は事業パートナーのイオンタウンに経緯を説明し、イオンタウンが新たな計画を模索していました。
22日に開かれた市議会では、市の担当者が、13日にイオンタウンから提案された新たな事業計画の内容を報告しました。
新たな提案では、卸売市場は、営業を継続しながら整備を進めるため、北側の農地に移転します。
市場の隣には物流施設を設けるほか、新たな産業を呼び込むものづくりの拠点施設を整備します。
また南側には、子育て世代向けの体験型複合施設や、国内外からの観光客を呼び込む観光・集客施設などを設けます。
卸売市場の再整備を巡っては、市当局と議会側が現在の敷地内で整備することを前提に議論を進めていただけに、出席した委員からは様々な意見が出されました。
秋田市議会教育産業委員会・渡辺正宏委員:
「われわれが今まで教育産業委員会で費やした議論が水泡に帰すということでいいのか」
秋田市・鷲谷達夫卸売市場再整備担当部長:
「そういうふうには考えていない。白紙というわけではなくて、事業パートナーからの提案を精査した上で、来たるべき時に比較する作業を行いたい」
秋田市は、今回の提案に基づいて進めるかどうか、イオンタウンと協議していくことにしています。