今月27日に公示される衆院選の富山1区について、自民党本部は21日、県連が擁立した中田宏氏を公認候補とすることを決定した。一方、現職の田畑裕明衆院議員は無所属で出馬する意向を示しており、自民分裂選となる見通しだ。

高市総理 自民党選挙対策本部会議にて(21日午後)
高市総理 自民党選挙対策本部会議にて(21日午後)
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富山県内の公認候補が決定、1区は「現職外し」の異例の展開に

自民党本部は21日午後、衆院選小選挙区の公認候補者を各都道府県連に通知した。富山県では1区が中田宏氏、2区が上田英俊議員、3区が橘慶一郎議員に決定した。

中田氏(20日)
中田氏(20日)

特に注目される富山1区の公認をめぐっては、自民党県連と富山市連が不適切な党員登録問題があった現職の田畑裕明議員を選ばないこととし、中田氏の公認を党本部に申請していた。公認から「現職」を外すという異例の対応となった。

中田氏と田畑議員、それぞれのコメント

公認決定を受け、中田氏は「身の引き締まる思い。高市政権のもとで日本の国益と将来世代に責任を持つ政治を力強く前に進める一員として結果を出す」とコメントしている。

田畑議員(先月13日)
田畑議員(先月13日)

一方、公認を得られなかった田畑議員は「党本部の決定に驚きをもって受け止めている。私を必要とする多くの声をいただいており、後援会や支援者などと相談したところ、選挙で市民の判断に委ねるべきとのことで団結した。出馬に向けて万全の準備を進める」とコメント。無所属でも出馬する意向を明らかにした。

県連は「党内分裂回避」に向け取り組みへ

自民党県連 宮本幹事長(21日)
自民党県連 宮本幹事長(21日)

自民党県連の宮本光明幹事長は、この状況について「現職がいる中で新たな候補を差し替えて公認することは異例だと理解している。1区の中でも田畑氏を支援している方もいるので、公認候補の支援を一本化していけるように党内の分裂を避けることは速やかに取り組んでいかなくてはいけない」と述べ、分裂選挙による党勢への影響を最小限に抑える姿勢を示した。

富山1区では、自民分裂選が確実な情勢となり、合計6人が出馬する見通しだ。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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