高市総理が決意した衆院の解散総選挙に向け、東海3県でも選挙カーやレンタル業者に問い合わせが相次ぐなど、準備が急ピッチで進んでいます。
■オーダーメードの「選挙カー」問い合わせが殺到
選挙カーのレンタルも行っている名古屋市西区のレンタカー業者「KKS」は、車やその上にのせる看板、スピーカーの数など、候補者に合わせてオーダーメードで作っています。
KKSの加藤達也社長:
「低いものだと30〜40万円くらい、高いものだと200万円くらいする場合もあります。事前に打ち合わせでいろんなことを聞いて作るので、正直に言うと1カ月以上は欲しいんですけど」

特注品のため、本来は準備に時間が必要な選挙カーですが、突然の解散報道を受け、既に問い合わせの電話が多く来ているといいます。
加藤社長:
「最初の週末で7件くらい入りまして、火曜日くらいから結構入っています。まだ問い合わせなので最終確定ではないですけど、先に動いていかないと、作る側としては間に合わない」
社長も、車の確保や看板の印刷業者への連絡など大忙しです。
加藤社長:
「まだ何もデザインが決まっていない。党の名前も変わるようなことも言っているので、デザインができないですよね。もう日時を決めないと印刷が間に合わないケースもあるし、ちょっと大変だなと思っています」
■「真冬の総選挙」貸し出し品にも変化が
「何でも貸します」でおなじみ、総合レンタル会社「近藤産興」も、突然の解散報道に驚きを隠しません。

近藤産興の近藤達夫常務:
「あるかなとは思っていたんですが、こんなに早いとは思っていなかったので、ちょっとびっくりしているというのが正直なところですね」
衆院選の投開票が早ければ2月8日とされる中、今回問い合わせが増えているというのが…。
近藤常務:
「寒い時期なので暖房機、ストーブ、ファンヒーター、たくさん出るだろうなと予想しています」

「真冬の選挙」らしい、大型の石油ストーブや電気ストーブといった暖房器具の予約が増え始めていて、倉庫ではいつでも納品できるよう急ピッチで整備を進めていました。
近藤常務:
「(暖房器具は)おそらく大量に出ていく。体育館や公民館など、有権者の皆さんは投票は一瞬ですけど、立会人の方や開票に携わられる方は長時間いらっしゃいますので」
近藤産興では他にも、折りたたみ椅子を3万脚、長机を1万台用意しています。
近藤常務:
「折り畳み机は木目調のイメージがあると思いますけれども、最近のはやりとして白い天板のものが求められることが多い。白星に結び付けたいのか、白いものが割と昔からよく出る」
他にも、真冬の選挙らしく乾燥や感染症対策に「加湿機能付きの空気清浄機」や、選挙事務所に欠かせない定番の備品も貸し出しの準備が進められています。解散に備え、業者も「常在戦場」です。

近藤常務:
「自分たちで調達できる分と、同業者さんにお願いして融通してもらう。全部を1社で持つのは現実難しいので、業界全体で選挙がつつがなく進むようにお手伝いできればなと思っております」
