「白髪染め製品にはさまざまなタイプがありますが、基本的にはどのような製品を使っても問題ありません。ただし、自分で染める場合に意識してほしいのは当日染める前に“シャンプーをしない”ことです。できれば前日までに頭皮をゴシゴシとこすらず、ぬるま湯で優しくシャンプーするとカラー剤の刺激が軽減されます」

ツンとした匂いがするような毛染め剤(主にアルカリ剤が入ってるもの)を使用する場合は、シャンプーを控えたうえで、染める直前に頭皮ケア用のオイルを薄く塗ってから染めるとより刺激を軽減できるという。

「もし美容室で染める場合は前日からシャンプーを控え、当日美容師さんに任せるのがお勧めです。できれば事前に頭皮ケア用のオイルやクリームがあるか聞いてみてください。用意されていないようであれば自分で持っていくことを検討しましょう。ちなみに頭皮ケアオイルがないときは、スキンケア用のホホバオイルやオリーブオイルでも代用できます」

また染めた後のケアも重要となる。

白髪染めした後はぬるま湯で入念にすすぐ(画像はイメージ)
白髪染めした後はぬるま湯で入念にすすぐ(画像はイメージ)

「大切なのはカラー剤を髪や頭皮に残さないことです。特に自宅で染めるときはシャンプーをした後、自分では長すぎると思うくらい時間をかけて入念にすすいでください。ただし、髪や頭皮をゴシゴシこするのはNG。髪をいたわるイメージで、40度前後のぬるま湯を使って優しくすすぎましょう」

染める頻度は「2カ月に1回」

ちなみに頻繁に白髪染めを行うことでアレルギーのリスクが高まるということだったが、どのくらい期間を空けるとリスクを抑えられるだろうか。

「髪が伸びるスピードや髪質などによって変わりますが、多くても1カ月に1回程度にするとトラブルが起きにくくなるでしょう。ただし、できれば伸びてきた部分は白髪隠し用の製品で対処して、髪全体の白髪染めは2カ月に1回程度するのが理想です」

なお頭皮が弱い人に限らず、自宅で白髪染めする際は事前のパッチテストが必須となる。痛みや痒みが出るようであればカラー剤を使うのは避けて、別の方法で白髪をカバーする道を探していくといいだろう。

本山典子(もとやま・のりこ)
シャンプー好きが高じて15歳の頃に美容室でアルバイトを開始。短大卒業後に美容師免許を取得し、美容学校教職員、美容室勤務を経てヘアケア商材を扱うメーカーに入社する。事業部長として企画開発、営業などに携わった後、2015年に一般社団法人「国際毛髪皮膚科学研究所」の代表理事に就任。毛髪診断士認定指導講師の資格も取得し、現在は国内外でセミナーを開催。テレビや雑誌など幅広いメディアに出演している。著書に『毛髪診断士のときめき美髪BOOK』。

取材・文=有竹亮介

プライムオンライン特集班
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