去年、クマの出没が過去最多を記録し、人的被害も深刻化する中、新潟県長岡市では1月14日、農業体験などで子どもたちを受け入れる団体などを対象にクマへの対応方法を学ぶ研修会が開かれました。
県内では去年12月末までに3454件と、昨年度の4倍以上の出没情報が寄せられているクマ。人的被害は17人に及んでいます。
こうした中、14日、県が開いたのはクマ出没への備えと対応を学ぶ研修会。
対象となったのは農泊や農業体験で子どもたちを受け入れている団体や市町村の担当者など約90人です。
【新潟県地域農政推進課 藤田一 課長】
「クマの関連ニュースが非常に多くて、受け入れ地域、送り出す親御さんからも心配の声を聞いているところ」
研修会は子どもたちを受け入れる際の安全確保につなげてもらうのが狙いです。
14日はクマの生態や被害対策に詳しい専門家が講演し、クマの生態や性質を知ることが遭遇回避につながると指導しました。
【クマに詳しい専門家 梅村佳寛さん】
「生ゴミや残飯に餌付いたクマはすごく厄介で行動がエスカレートしてどんどん執着していく。(道路に)クマふんがあったりもするが、こういう痕跡を見かけたら近づかない」
また、専門家はクマとの遭遇を防ぐためにも鈴などを携帯し、自分の場所を知らせることが重要だと話しました。
【参加者】
「クマの足跡からクマの大きさがわかることとか、クマ棚の見つけ方がわかった。課題がたくさんあるなと改めて思った」
県は現在“クマ出没特別警報”を発表していますが、これからのグリーンシーズンに向けて各団体にクマに対する適切な対応、対策を徹底してほしいと呼びかけています。