国の文化審議会は2025年12月19日、長崎県東彼杵郡波佐見町の「波佐見中尾皿山と鬼木棚田の文化的景観」を、国の重要文化的景観に選定するよう答申しました。
新たに国の重要文化的景観に選定される「波佐見中尾皿山と鬼木棚田の文化的景観」は、波佐見町の東部南端で隣り合う焼き物の集落「中尾郷」と農業集落の「鬼木郷」から成り立っています。
中尾皿山は近世初頭に開かれ、18世紀には巨大な登り窯で磁器を大量に生産し、安い価格で国内に普及させました。
鬼木棚田は中世末期に人が居住し、近世後半以降は中尾皿山の発展に合わせて棚田を広げたとされています。
2つの集落を通じて窯業と農業が一体となって地域の発展のあり方を伝えていることが、貴重な文化的景観と評価されました。
これで長崎県内の国選定重要文化的景観は8件となります。