8日に告示された福井知事選挙は、新人3人による三つどもえの選挙戦が5日目を迎え、各候補が舌戦を繰り広げています。県政史上初の真冬の知事選挙。各候補の動きを追いました。
 
立候補者(届け出順)
▼無所属・新人 山田賢一氏(67)自民党が支持し他の与野党が推薦
▼共産党・新人の金元幸枝氏(67)
▼無所属・新人石田嵩人氏(35)

◆「市町現場主義」掲げる山田候補、約700の推薦受け支持拡大図る

「大事な案件が止まって県民生活を左右する仕事も止まっている。これを見て見ぬふりはできない。私がやらざるを得ない、いや私がやろう」
  
山田候補は自民党から支持を受け、他の与野党や県議会や各種団体など13日時点で約700の推薦を受けています。組織力を生かした遊説を県内各地で展開し、票の上積みを図っています。
  
副知事や越前市長を務めた経験から「市町現場主義」を掲げ「即戦力として県政の重要課題に取り組むことができる」と強調。新たな産業を戦略的に推し進めるなどし、安心して暮らせる「幸せ実感 県政」の実現を訴えます。 
   
山田賢一候補(67):
「県庁の非常事態、緊急事態ということで出馬を決意した。幸福実感市政というものを(越前市長時代に)やっていて、これを県政でもやろうと思っている。実現するためには、やっぱり生活の現場、産業振興、農業振興をしっかりやって、それを子育てとか教育とか福祉とか、高齢者のために使う。そういう循環をしっかり作っていきたい」

◆アリーナ建設、原発に反対姿勢の金元候補 前知事の退職金返還も争点に

「セクハラは個人の尊厳を深く傷つける暴力、犯罪だ。男女の賃金格差を是正し、女性が働きやすい職場を作っていく」
  
金元候補はセクハラをなくすためジェンダーの平等化を進めるとし、杉本前知事に対し「退職金や期末手当の返還を求める」と訴えます。
  
また、原発は放射能災害の危険があり、稼働はやめるべきだと強調。再生可能エネルギーへの転換を掲げています。
  
このほか県民の暮らしを守る政策として、中小企業の賃上げや医療や介護の現場で働く職員の待遇改善に向けた県独自の支援などを行うと訴えています。
   
金元幸枝候補: 
「県政の問題というと新幹線やアリーナのことを聞かれるが、いまはそんな大型工事に、何十億円、何千億円の税金を使っている場合ではない。税金の使い方を変えればできる。中小企業に直接県がお金を出して、物価高を超える賃金の引き上げを実現する」

◆若年層の取り込み狙う石田候補、アリーナ整備や小浜・京都ルートの実現訴える

「福井の素晴らしさを肌で実感する。県民としての誇りとプライドを持ちながら海外で福井を日本を代表して活動してきた」
  
石田候補は、外務省に勤務した経歴と若さを前面に押し出した選挙戦を展開しています。福井市議会の保守系会派の支援を受けていることもあり、大票田である福井市内を中心に回り、一人でも多くの有権者と直接、握手するなど知名度アップを図っています。
  
また、事務所では毎晩、YouTubeを生配信し、SNSを通じて若年層の取り込みを狙います。
   
自身初めてとなる個人演説会では「北陸新幹線の小浜・京都ルートでの迅速な開通、県民全体の利益となる福井アリーナの整備」などを訴えました。
    
石田嵩人候補:
「若い世代が、次の世代が、一所懸命に議論をリードする、県の政治をリードする姿を、もう少し見せたいと、見せてほしいと思いませんか皆さん」

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