春の高校バレー全国大会で惜しくも決勝で敗れ準優勝となった岡山代表の就実。1月13日、学校で報告会が行われ、「日本一」への思いは次の代へと引き継がれました。
大きな拍手に包まれ、花道で迎えられた選手たち。13日、就実高校では春高バレーの報告会が開かれ、選手らに花束が贈られました。
(就実3年 仙波こころ主将)
「目標だった日本一には届かず悔しい気持ちがありますが、今の自分たちが出せる全力を出し切れたと思います。会場に足を運んで応援してくださった皆さん、学校から応援してくださった皆さん、本当に応援ありがとうございました」
優勝候補として注目され準決勝まで危なげなく勝ち上がった就実。ここからの舞台は東京体育館のセンターコート、大勢の応援団が岡山から駆け付けました。
大阪国際との準決勝は、3年生・比留間美晴が絶好調。伝統のエースナンバー「4」を背負い両チーム最多の21得点を挙げます。
(就実3年 比留間美晴選手)
「絶対自分はできるんだ、自分たちはやれるという思いで大事な場面を前衛が回ってきたので後ろに何とか拾ってもらって全部自分が決めてやろうという思いだった」
この試合で輝いた選手がもう1人、1年生の吉本奏です。初めてのセンターコートながら攻守で安定感を見せ、エースの背中を追いかけます。
(就実1年 吉本奏選手)
「お客さんが近くにいて、きのうまでのコートより狭く感じてやりやすかった。3年生が気迫のあるスパイクを打っていたのでそれに負けないように頑張った」
大阪国際を3対0のストレートで破った就実。次は比留間にとって、2年ぶりの決勝の舞台です。
(就実3年 比留間美晴選手)
「緊張というよりまた帰ってきたという思いで、あす(11日)は1年間の思いを全てぶつけて臨みたい。今度は自分たちが後輩にセンターコートを経験させて、来年以降にもつなげていってほしい」
迎えた決勝当日。この日も大勢の観客が会場に詰めかけました。
(長尾龍希アナウンサー)
「熱気が高まってきている東京体育館センターコートです。就実高校の選手たちが大きな声を出してアップを進めています。2年ぶりの優勝に向けて決勝戦が間もなく始まります」
相手は夏のインターハイ女王の金蘭会(大阪)。比留間は決勝の舞台でもエースとしての活躍を見せます。
気迫のこもったスパイクで第2セットは一時5点のリード。しかし、その後は追い上げられ、キャプテンの仙波こころのスーパーレシーブがありましたが返すことができず、第2セットを落としてしまいます。
第3セットも接戦となり、就実はセットポイントを握りますが、1年生の吉本が痛恨のサーブミス。決勝で就実はストレートで敗れました。
〇悔し涙を流す吉本を励ます3年生
吉本にとっては力を出し切ることができず悔しさの残る敗戦です。
(就実1年 吉本奏選手)
「自分が要所で決められなかったり、サーブミスをして3年生を負けさせてしまって悔しい」
(就実3年 比留間美晴選手)
「下級生以上の仕事をしてくれたと思う。ここまで来られた経験と、ここで負けてしまった経験を糧にして、自分を信じて頑張ってほしい」
激闘から2日後、学校に戻った選手たちは仲間たちに囲まれ笑顔を見せていました。
(就実1年 吉本奏選手)
「3年生への感謝の気持ちが一番大きい。最後勝てなかったのは自分のプレーのミスもあったので、新チームに向けて、次はあの1点を最後決め切れるような 選手になれるように頑張っていきたい」
(就実3年 比留間美晴選手)
「自分たちが達成できなかった日本一を、来年また戻ってきて「次は達成して」と声をかけた。思いを持って頑張ってほしい」
日本一への思いは次の世代へ。就実は1月17日に始まる新人戦に臨みます。