1月12日は「成人の日」です。今、ハレの舞台の装いに変化が起きています。キーワードは“盛り”から“ナチュラル”へ。
■愛知万博に小泉劇場…20歳が生まれた年を振り返る
名古屋市緑区のホールで11日、成人の日に先立って開かれた式典には、358人が出席しました。
今回出席したのは、2005年4月2日から2006年4月1日に生まれた若者たちです。彼らが生まれたころの出来事を振り返ります。

2005年2月、愛知県常滑市に中部国際空港が開港。飲食店が立ち並ぶスカイタウンも大混雑し、3日間で25万人以上が訪れました。
3月には愛・地球博が開幕。会期中の185日間におよそ2200万人が来場し、マスコットキャラクターのモリゾー・キッコロが大人気となりました。
この年の流行語になったのが「小泉劇場」です。当時の小泉純一郎首相が、「抵抗勢力」「構造改革」などのフレーズの数々で国民を熱狂させました。
また、2006年に開かれたトリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川静香さんの得意技「イナバウアー」。上半身を反らすポーズが、日本中で大ブームになりました。

そして、2005年に開かれた熱田区の成人式を確認すると、出席者の髪型は“盛り盛り”で、「名古屋嬢」の雰囲気でした。
■“抜け感メイク”が生かせる…トレンドは「ナチュラル」に
1月12日、同じ熱田区の会場を見て回ると、落ち着いた髪型が多い印象です。平成から令和となってはや8年。ハレの日の髪型トレンドにも変化が起きているようです。

その理由を探るため、振袖のレンタルと髪型のセットを行っている、緑区の「フォトスタジオ タートル 緑店」で話を聞きました。
内山怜也店長:
「数年前までは“ひとつアップ”とか“盛り盛り”のヘアがはやっていたんですけど。まさに平成という感じのスタイルだと思うんですけど、今はかなり減っていますね」
平成の成人式で主流だった”盛る”スタイルのオーダーは少なくなり、2~3年前からは、編み込んだ髪を下ろすスタイルが流行しているとのことです。

内山怜也店長:
「SNSとかでそういったヘアが紹介されていて、そういうのを見て(写真を)持ってくる方が多いです」
最近のトレンドでもある、ナチュラルさを重視して優しい雰囲気を感じさせる、いわゆる“抜け感メイク”が生かせる髪型というのも人気の理由だということです。
■昔の成人式の定番スタイルに「全然違う」「めっちゃギャル」
この日にスタジオに来た、緑区に住む2005年生まれの真羽さん(20)のヘアセットを見せてもらいました。
まずは、アイロンで髪の毛を巻いて三つ編みに。編み込んだ髪を少しずつ広げてから、きらびやかな飾りをつけてナチュラルメイクで仕上げます。30分ほどで、“令和版ハレの日ヘア”が完成しました。

真羽さん:
「大人っぽく見せるようなメイクとか髪型にしてもらいました。SNSで成人式の髪型を調べた時に、一番かわいく見えた」
会場に到着した真羽さん。友達もみんな落ち着いたヘアスタイルでした。皆さんが生まれたころの成人式の定番ヘアを見てもらいました。

参加者ら:
「めっちゃギャル、盛ってる。髪が傷みそうかな」
「すごい、かわいい。全然違う」
「前から見ると、時代がちょっと違うのかなと」
時代とともにハレの日の装いは変化していましたが、この日に大人としての決意を誓うのは、いつの世も変わりません。
参加者ら:
「周りの人への感謝とかも忘れずに、行動していけたらいいなと思っています」
「(夢は)臨床検査技師なんですけど、国家試験に受かって、いろんな人の病気とかを発見できたらいいなって思います」
「学部は看護なんですけど、看護の学びを使いながら、今の日本とか世界の問題に対応していける人間になりたい」
「名古屋市長になりたいです。お父さんが名古屋市で働いているので、パパの上司になって休みを増やしてあげたいです」
緑区の20歳、真羽さんの抱負は…。
真羽さん:
「大人になるので、いろんな決断に責任を持たなきゃいけないなと思いますし、視野を広くして余裕のある大人になりたいなと思います」
