「衆議院を解散する」


小泉純一郎総理大臣(当時)の郵政解散。いわゆる「小泉劇場」が繰り広げられたのは、去年20歳を迎えた人たちが生まれた2005年のことである。あれから20年、当時の日本と富山はどのような姿だったのだろうか。
国内外で注目を集めた「愛・地球博」

2005年、「自然の叡智」をテーマに愛知県で開催された「愛・地球博」(愛知万博)には半年間で2200万人もの人々が訪れた。公式キャラクターのモリゾーとキッコロは、20年経った今でも人気を博している。富山県もこの機会に合わせてイベントを開催し、国内外に向けて地域の魅力を発信した。

一方、同年には痛ましい出来事も起きている。JR福知山線脱線事故では107人の尊い命が失われた。
野口宇宙飛行士が宇宙へ そして人口減少時代の幕開け
「3、2、1 リフトアップスペース ディスカバリー」

日本人宇宙飛行士の野口聡一さんがスペースシャトル・ディスカバリーで宇宙へ飛び立ち、大きな功績を残した。宇宙への挑戦が続く一方で、地上では日本の人口が統計開始以来初めての自然減を記録。人口減少時代の幕が開いた年でもあった。

富山市の誕生と変化する街

県内では人口約41万9000人の新富山市が誕生。2026年には40万人を割り込む可能性が高いと言われており、人口減少が加速している状況だ。富山市の街なかにあったデパート「西武富山店」も2006年春に閉店し、30年の歴史に幕を下ろした。

「思い出がみんななくなってしまった自分の青春時代からあった」
と語る市民の声からは、街の変化に対する寂しさが伝わってくる。
韓流ブームとクールビズの誕生
「キャ~見えない」

韓流ブームで沸いたこの年、韓国の人気俳優の富山県への来訪に地元の女性たちが熱狂した。

また、地球温暖化防止対策として「クールビズ」がスタートしたのもこの時期である。
導入から20年経った今、クールビズは夏のビジネススタイルとして社会に完全に定着している。
北陸新幹線開業への大きな一歩
「まさに地元北陸地域の悲願とも言えるものでございましょう」

北陸新幹線・富山~金沢間の起工式が行われ、県内すべての区間で工事がスタートした。これにより北陸新幹線の開通がより現実的なものとなった年でもあった。


20歳を迎えた皆さんが生まれた頃の日本と富山県。あれから20年、変わったものと変わらないもの、そしてこれからの20年で何が変わっていくのか。皆さんにとって良い1年になるように願いを込めて。
(富山テレビ放送)
