浜岡原発の再稼働に向け、審査に必要なデータを中部電力が意図的に過小評価していた問題で、中部電力は1月9日、初めて原発のある静岡県御前崎市で一連の経緯を説明しました。
女性:
裏切り行為です。原発は必要なものだと思っていたが、不正は絶対ダメ
男性:
会社の信頼を回復する点でも大きなリスクを避ける点でも、思い切って原発から身を引くことが賢明ではないか
地元からあがった中部電力への反発の声。
浜岡原発3号機と4号機をめぐっては、国の原子力規制委員会の審査で中部電力が耐震設計に必要な地震データを不正に過小評価した疑いが持たれています。
こうした中…。
中部電力・豊田哲也 原子力本部長:
地域の皆さんに多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたことを心より深く深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。
9日、中部電力の豊田哲也 原子力本部長が謝罪をしたのは御前崎市議会の原子力対策特別委員会。
5日にこの問題が明らかになったあと、初めての地元への説明です。
市議会 原子力対策特別委員会・阿形昭 委員:
信頼していた中部電力に裏切られた
市議会 原子力対策特別委員会・福田伸次 委員:
万が一災害が起きたら御前崎市の問題だけではない
市議会 原子力対策特別委員会・河原崎恵士 委員長
許しがたい暴挙であるとともに地域住民の安全を脅かすものと解釈せざるを得ない
データの不正という前代未聞の事態に委員からは厳しい批判が相次ぎました。
御前崎市・下村勝 市長:
市民の皆さんに、不安な状態になっている方々に、現状を正確に知らせる義務があると思う。今回、第一報として説明してもらった。今後どのように進んでいくか含めてある程度方針は示されたが、中身はまだ示されていないので、今後、丁寧な説明を求めていきたい
中部電力・豊田哲也 原子力本部長:
支えてくれた皆さんからの「裏切られた」との指摘は非常に深く刻んで、今後対応していかなければならないと思っている
また、中部電力は9日午後、一連の問題について県に対しても説明を行っています。
中部電力は今後、第三者委員会による調査を行う方針で、浜岡原発の再稼働に向けたこれまでの審査も白紙となる見通しです。