神奈川・横浜市青葉区の東急たまプラーザ駅前の「ヘアーサロンIWASAKI」。
平日にもかかわらず女性を中心に、次々と客が訪れにぎわっていました。
大繁盛の訳は驚きのカット料金にありました。
物価高が続く中、耳を疑う低価格営業で客の支持を集めていました。
美容室を巡っては今週、[美容室の倒産が2年連続の最多更新」と気になるニュースが報じられたばかりです。
帝国データバンクによると、2025年1年間の美容室倒産件数は235件。
過去最多となった2024年の215件をさらに上回りました。
その要因としては、シャンプーなどの資材や光熱費などのコスト高騰に加え、美容室が増えたことによる美容師不足も挙げられるといいます。
そうした厳しい経営環境の中、「ヘアーサロンIWASAKI」は業界最安値といわれる破格値で営業を続けているのです。
平日タイムサービスの時間帯は、カラー2600円が1980円、カット980円が690円と書かれています。
タイムサービスの時間とは知らずに来店した女性は「カラーが割引だったのは来てから気づいた。ラッキー」と話しました。
カットとカラーで訪れた女性も「2000円台で済んじゃうからすごい。ありがたい」と大満足の様子です。
カットにかかる時間は約9分、カラーは約7分です。
全国に約1280店舗を展開する、こちらのヘアサロン。
物価高の中、なぜこの低価格で営業できるのか、その理由を聞きました。
ヘアーサロンIWASAKI 広報部・岩崎麻由部長:
徹底的なコストカットと、クオリティーとスピードを維持した技術により磨きをかけている。たとえばシャンプー台が壊れた時も自分で交換したり。
業者に依頼すると1台10万円ほどかかることもあるというシャンプー台の修理も、自分たちで行うことで経費を削減。
さらには、カラーやカットの際にはタオルではなく使い捨てのネックペーパーを使用。
これでタオルを洗濯する必要がなくなり、店舗によっては光熱費を多い時で1カ月、約6万円節約できたといいます。
またカラーなどのチューブも、最後の最後まで無駄なく使い尽くします。
ヘアーサロンIWASAKI 広報部・岩崎麻由部長:
最後は口の部分を切って中をかきだすんですけど、それによって5グラム位はとれる。そこまで使い切るとリサイクルにまわすことができる。廃棄費用がかからない。
そうした取り組みが評価され、「ヘアーサロンIWASAKI」は6年前、日本サービス大賞の地方創生大臣賞を受賞しました。
美容室を取り巻く厳しい環境の中でも、独自のサービスで奮闘を続けています。