エディオンは、1月8日、女子陸上競技部に所属する細田あい選手が、2025年度いっぱいで現役を引退すると発表した。ラストランは3月の東京マラソンの予定で、「後悔のないよう、最後まで全力で駆け抜けたいと思います。最後まで熱い応援をよろしくお願いいたします」などとコメントしている。
全日本実業団女子駅伝でMVPを獲得
細田選手は、長野県茅野市出身の30歳。駅伝の強豪・長野東高校から日本体育大学へ進み、実業団のダイハツを経て、2021年にエディオンに入社した。
国内外のマラソン大会で活躍し、2023年に行われたパリ五輪の代表選考レース・マラソングランドチャンピオンシップでは3位。代表には選出されなかったが、補欠として登録された。
また、駅伝でも活躍し、2025年11月の全日本実業団対抗女子駅伝では、エース区間の5区で区間賞となりチーム初の優勝に貢献、MVPを獲得した。
1月11日の全国都道府県対抗女子駅伝、3月1日の東京マラソンが引退レースとなる予定。
【細田あい選手のコメント全文】
チームが発表した細田選手のコメントは以下の通り。
このたび、陸上競技を今年度限りで引退することを決断いたしました。
急なご報告と感じられる方も多いかと思いますが、もともとはパリオリンピックへの挑戦を一つの区切りにしたいと考えていました。しかし、怪我の影響により準備不足な部分が多く残っていたことから、「やりきった」という形で競技を終えたいという思いが強くなり、次年度の東京世界陸上の代表を目指す決断をしました。
東京マラソンで世界陸上の代表の座を逃した際、想像していたほどの悔しさが自分の中に湧き上がらなかったことをきっかけに、改めて自分自身と向き合う時間を持ちました。その中で、これまでの自分は、「応援してくださる方々の想いに応えたい」を原動力に走り続けてきたことに気づきました。一方で、「自分自身が目標を達成したい」という純粋な熱意がないことを感じ、現役引退を決意しました。
それからの一年は、支えてくださった皆様へ、走りで感謝を伝えたいという思いで、一日一日を大切に競技に向き合ってきました。日本選手権5000mでは自己ベストで4位、世界7大メジャー大会の一つであるシドニーマラソンでは6位、そしてクイーンズ駅伝では悲願の初優勝を果たすことができ、皆さんと喜びを分かち合えたことを本当に嬉しく思っています。思うようにいかず、苦しい時期も多くありましたが、会社の皆さまのご理解とご支援、指導者の方々、チームメイト、家族、そして陸上を通して出会った多くの皆さまの存在が、私をここまで支えてくれました。そのおかげで、長く競技を続けることができたのだと感じています。心より感謝申し上げます。
今後は、長野県チームとして都道府県駅伝に出場し、その後、最後のレースとして東京マラソンに挑む予定です。後悔のないよう、最後まで全力で駆け抜けたいと思います。最後まで熱い応援をよろしくお願いいたします。
