8日は真冬の寒さだったが、春の訪れを祝う特別な日本酒の話題。立春の日に搾られる「立春朝搾り」の仕込みが寒河江市で行われている。
8日朝、寒河江市の蔵元・千代寿虎屋で行われたのは「立春朝搾り」の仕込み作業。
「立春朝搾り」は立春の日の朝に搾ったフレッシュな酒を、無病息災や家内安全のおはらいを受け、その日のうちに客に届ける。
全国の蔵元と酒店で作る「日本名門酒会」が毎年企画しているもので、2026年は県内の2つを含む全国42の蔵元が参加している。
千代寿虎屋でこの酒を仕込むのは2026年で24年目。
本仕込は1月5日から始まり、8日は県内の酒店などから集まった約20人が蒸した大江町産の酒米「美山錦」をタンクに流し入れ、水と麹・酵母をかき混ぜる“かい入れ”の作業を体験した。
(10年参加・天童の酒販店)
「コメを溶けやすく、うまみが出るようにする大切な作業だと思う。今年も良い酒になるように気持ちを込めてかい入れしている」
(初参加・南陽市の旅館)
「思ったよりかなり重くて体力を使う。こういう大変さもあるんだと、体験したからこそ客に伝えられることもきっとあると思い楽しんで体験している」
本仕込は10日まで続き、その後2月4日の立春の日まで発酵させる。
(千代寿虎屋・大沼寿洋社長)
「酒米の出来は十分申し分ない。コメの良さをきちんと引き出した立春朝絞りにしたい。一足早い春の訪れを感じてもらえるような、フレッシュで華やかな酒を作りたい。ぜひ期待してほしい」
千代寿虎屋は、「立春朝搾り」を2500本出荷する予定。