宮城県丸森町では、寒さを生かした特産の「へそ大根」作りが最盛期を迎えています。
丸森町に伝わる保存食、「へそ大根」です。ダイコンをゆでてから自然乾燥させる過程で、真ん中に穴をあけることから「へそ」の名がついたとされています。
作業はまず、皮をむいたダイコンを輪切りにし、およそ1時間ゆでるところから始まります。
ほどよくやわらかくなったところで、湯気の立ち上る釜から取り出し、ひとつひとつていねいに串に刺して干していきます。
夜の冷え込みで凍り、日中の陽気でとける。この工程を何度も繰り返すことで、甘みがぎゅっと濃縮されるということです。
農家 庄司美由紀さん
「寒い冬に食卓に並べられて、みんなにおいしく食べてもらえればうれしい」
「へそ大根」は2026年2月上旬から店頭に並ぶ予定です。