三陸鉄道は2025年度の決算について運賃収入の減少などにより6280万円余りの赤字となる見通しを示しました。

12月25日は走行するこたつ列車の中で三陸鉄道の取締役会が開かれ、決算の見通しが示されました。

それによりますと、2025年度の運賃収入は少子化による定期利用の減少や観光利用の伸び悩みに伴い、2024年度の実績を約1400万円下回り3億2430万円余りとなる見通しです。

一方、修繕費が2024年度から10%増加する見通しであることなどから、経常損益は過去最大となる7億2480万円余りの赤字が見込まれています。

そして県の補助金なども含めた最終的な損益は6280万円余りの赤字が見込まれていて、赤字となれば2期連続となります。

こうした状況を踏まえ三陸鉄道では2026年3月に29年ぶりとなる運賃引き上げを予定しています。

三陸鉄道 石川義晃社長
「利用者の皆さまには大変心苦しく思っているところであります。さらなるサービスの向上に努めていく」

三陸鉄道では運賃引き上げに合わせダイヤの改正も行い利用客の利便性向上を図る方針です。

岩手めんこいテレビ
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