東京の個室サウナ店で夫婦が死亡した火災を受け、熊本市は緊急の安全点検を実施します。
点検は「ドアノブの開閉状況」や「非常用ブザーが正常に鳴るか」など19項目、25日から市内77のサウナ施設で順次行われます。
【熊本市消防局 職員】
「サウナ設備の緊急安全点検を開始します」
この『熊本市のサウナ緊急安全点検』は今月15日、東京・赤坂にある個室サウナ店で利用客の夫婦が死亡した火災を受けて、25日から実施されるものです。
25日は熊本市中央区の老舗旅館『松屋別館』で大浴場にあるサウナを、熊本市消防局と熊本市保健所の職員が点検しました。
【熊本市消防局 職員】
「サウナ室のドアについて確認を行います」
「ドアノブは設置されていません」
「次に開閉状況について確認します」
「開閉状況についても問題ありません」
体調不良の時などに利用者が鳴らす非常用のブザーが設置されているか、またそのブザーが問題なく鳴るかについても確認していました。
このほか、消防用設備や安全に避難ができるか、サウナの温度調節ができるかなど19項目を点検したということです。
【熊本市生活衛生課 赤星 博興 課長】
「(松屋別館は)ちゃんと安全確保される施設ということがいえる」
来年1月30日にかけて熊本市が把握している77のサウナ施設について安全点検を行い、不備があった際には指導を行い改善を図るということです。