能登半島地震で被災した七尾市和倉温泉の護岸について、一部の区間で本復旧がおおむね完了し、24日、公開されました。
リポート:
「和倉温泉復興のカギを握る護岸の復旧。来年度中の復旧完了に向け着実な一歩です。」
護岸の本復旧がおおむね完了したのは、旅館「美湾荘」の海側に当たる約100mの区間で、国が工事を担当する区間では初めてとなります。
護岸の高さは2.3m。和倉温泉の魅力である「海からの近さ」を守るため地震前と同じ場所、同じ高さで復旧しました。
24日は現地で北陸地方整備局の担当者が護岸の概要や復旧工事の工法などについて説明しました。
美湾荘 多田社長:
「護岸の復旧が和倉温泉復興の大きなシンボルになって、皆の心の支えでもありますので、どんどん進んでいって旅館も街も復興していけばいいなと思っています。」
和倉温泉の護岸は総延長約3.5kmで、国や県は来年度中をめどとした可能な限り早期の工事完了を目指しています。