新潟県の花角知事が12月23日、政府に対し柏崎刈羽原発の再稼働を容認する意向を正式に伝えました。地元同意の手続きが完了したことを受け、東京電力は24日にも原子力規制委員会に6号機の設備の最終確認を申請し、来年1月20日に再稼働させる方針です。
柏崎刈羽原発の再稼働、そして、その後の運転状況などを現地でチェックすることになるのが柏崎刈羽原子力規制事務所です。
【柏崎刈羽原子力規制事務所 伊藤信哉 所長】
「しっかり6号機を見ていきたいというところで、ある意味ふんどしの締め直しをしていると」
6号機は2012年以来の稼働となることから、ハード面の確認に加え、運転経験のない運転員の力量を、シミュレーションなどを通してチェックしていく考えも示しました。
その上で再稼働に向けた今後の流れについては…
【柏崎刈羽原子力規制事務所 伊藤信哉 所長】
「試験使用承認という形で使っていいよというOKを出すと、試験使用承認、それが出るのがたぶん1月半ばくらいになると想う」
地元同意が得られたことから東京電力は24日にも原子力規制委員会に原子炉の起動に必要な申請を行い、来年1月20日の再稼働を目指す方針で規制事務所が承認に向けた確認作業を行うことになります。
【柏崎刈羽原子力規制事務所 伊藤信哉 所長】
「今まで確認はしているものの、改めて抜けがないか、ちゃんと全部やっているかどうかを確認して承認を出すという、そういう流れ、この3週間がそれになる」
福島第一原発事故を受け止まっていた原発の再稼働に向けた動きが加速していきます。