続いては交通渋滞の問題。
【今年話題となった熊本西環状道路について】
花園インターチェンジと池上熊本駅インターチェンジ間が10月、新たに開通した。
先日、熊本市の調査結果が発表されたが、TKUも開通前後で朝ラッシュ時の渋滞や所要時間がどう変化するか、西環状と国道3号線でそれぞれ検証を行った。
国道3号線を走ったが、朝の渋滞もしっかり体験し、導き出した結果がこちら。
西環状新区間の開通前後での熊本市の調査結果とTKUの調査結果。
北区役所からJR熊本駅まで西環状を使うとどちらも40分台。そして国道3号線の場合は開通前後で10数分の短縮につながっていて、結論としていずれも渋滞緩和の効果が出ている。
この点については大西市長は…。
【渋滞緩和へ公共交通の利用促進について】
ただ、それでも市内の駅へ移動するのに1時間近くかかってしまうというのはどうにかしたいもので、渋滞緩和には公共交通の利用促進が必要とされている。
渋滞緩和へ公共交通の利用促進について大西市長は…。
【公共交通では運転士不足が大きな課題】
一方で、公共交通には運転士不足という大きな課題も。県内バス5社では今なお
合わせて50人足りない状況。
専門家は「運転士確保へ何らかの支援をしないと今のバスは復活できない可能性がある」と指摘している。
運転士確保への行政の支援について大西市長は…。
【運転士不足による路線再編も】
今年はこの運転士不足による路線再編が出ている。
九州産交グループは松橋・宇土エリアの拠点だった自社の営業所を廃止し、10月から熊本市内への直通路線も廃止した。
地域の拠点をJR松橋駅に移して、バスは駅との結節に徹するという路線再編。バスと鉄道が地域の中で役割分担するケース、今後増える可能性が指摘されているが、こうした再編について大西市長は…。
【大西市長がマニフェストに掲げる『運輸連合』の姿とは】
大西市長のマニフェストにある『交通事業者の枠を超えた新たなマネジメント会社』、または『運輸連合』という表現もされているが、これはどのような姿か?
【実証運行した自動運転バスについて】
交通に関連してもう一つ、『自動運転バス』。今年2度にわたる実証運行を実施。状況に応じて手動運転が可能な『レベル2』だが、熊本市は特定の状況下で人が一切運転しない『レベル4』を目指している。大西市長は来年はどんな取り組みを行い、どんな運行を目指すのか?