仙台市青葉区国分町の飲食店で、客3人がカンピロバクターによる食中毒を発症した。
仙台市によると、食中毒が発生したのは、青葉区国分町の飲食店「燗酒 白ワイン 焼き鳥 もみじ」。
12月8日午後8時半ごろ、友人同士の20代女性3人がこの店を利用し、ササミやハツ、ネギマなどの焼き鳥のほか、チーズや茶碗蒸しなどを食べた。
その後、10日午後5時以降、3人全員に下痢や発熱、おう吐などの症状が現れ、うち1人が入院した。
病院や保健所の調査の結果、3人全員の便から食中毒の原因となるカンピロバクターが検出された。
保健所は、3人に共通する飲食がこの店での食事であったことなどから、当該店舗で提供された食品を原因とする食中毒と断定し、12月22日から3日間の営業停止処分とした。
現在、3人はいずれも快方に向かっているという。
カンピロバクターによる食中毒は、加熱不十分な鶏肉料理で発生することが多いとされている。
仙台市保健所は、鶏肉は十分に加熱することや、調理器具の洗浄・熱湯消毒を徹底するよう呼びかけている。