「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から49年前の1976年12月21日、1000万円のお年玉の夢をかけた宝くじが売り出されましたが、1万人が列を作ったため警察の機動隊が出動する騒ぎになりました。
広島市にある県立体育館の特設売場では、前の日の昼過ぎから列をつくったという徹夜組も交え、午前6時には宝くじを求める人の列が1万1000人にふくれ上がりました。
このため午前7時の発売開始を急きょ1時間繰り上げ対応しました。
ところが、その後も続々と宝くじを求める人がつめかけたため県警機動隊など警官およそ150人が出動して整理にあたる騒ぎとなりました。
この宝くじ、県内では152カ所で売り出されましたが、幸いけが人もなく昼前には早くも売り切れたということです。
(メモ)
「1等1千万円が40本」のキャッチフレーズで売り出されたこの年の宝くじは、全国各地で売り場に群衆が殺到し、福岡と松本では死者を出す騒動に発展。翌年から往復はがきによる予約制が導入されました。