高市首相は22日、都内で開かれている2025年の出来事を振り返る「報道写真展」を訪れました。
トランプ大統領とともに原子力空母「ジョージ・ワシントン」で撮影された写真と同じポーズを記者から求められ、笑顔で応えた高市首相。
さらに、熱狂的なファンであることを公言しているプロ野球、阪神タイガースがリーグ優勝を果たした胴上げの様子を収めた写真を見ると、ガッツポーズ。
また、自民党総裁に選出され、初めて総裁の椅子に座った時の写真に「崇高雄渾」とサインしました。
高市首相:
やっと昨日で就任2カ月。未来の日本への不安、これを安心と希望にしっかりと変えていけるように政策をうっていきたい。
高市首相の台湾有事を巡る答弁をきっかけに、日中関係が悪化してから1カ月余り。
FNNは20日と21日の2日間、世論調査を実施しました。
・期間:2025年12月20日・21日
・電話調査(RDD 固定・携帯電話)
・全国18歳以上の男女1021人が回答
高市内閣を「支持する」と答えた人の割合は75.9%で、内閣発足後、最も高くなりました。
高市内閣を「支持する」と答えた人に最も評価する取り組みを尋ねたところ、「物価高対策など経済対策」が40.2%で最多となり、次に多かったのは「外交や安全保障」でした。
発足以来3回の調査。
いずれも75%以上と高い水準の支持率が続いている高市内閣。
その理由をフジテレビの高田圭太政治部長は「高市首相を誕生させた期待感は物価高対策、そして強い外交への期待感。その点、高市政権は発足以来暫定税率(廃止)や今回の経済対策、対米・対中外交などでそれをしっかり実践してきた。世論からの期待を裏切らないようにしてきた」と分析します。
そんな中、「イット!」が注目したのは若い世代の支持率が92.4%と非常に高いこと。
若い世代が高市内閣を支持する理由を街で聞くと、「(ガソリンの)暫定税率廃止とかも、今までウダウダなっていたのがすごくスピーディー。高市さん自体も頑張っているのがまぁ伝わってくる」「すごく精力的に日本のこと考えてやってくれてるのかなというのは、若者からすると希望を持てる方だな」「総理ってロートーンで真顔で話しているイメージが強かったが、笑顔で明るいハキハキしている感じが良い」といった声があがりました。
若い世代の間で支持が高い理由について、高田政治部長は「高市首相の明るさ、分かりやすさというのが大きいが、今回『年収の壁』引き上げという現役世代向けの政策が実現できたことは大きい。一方で、『年収の壁』についてはボリュームゾーンには恩恵大だが、そうではない人にとってはそこまでではないという部分もある。時間がたつと『あれ?そこまで豊かになっていない』と期待が必ずしも続かないことも想定される」と話しました。