去年12月に業務を停止した唐津商工共済協同組合は債権額6億円あまりに対し、回収できる財産額が2億円ほどであることを明らかにしました。
唐津商工共済協同組合は組合員の高齢化や減少などで、資金繰りの目途が立たなくなったことから去年12月に業務を停止しています。
先週、代理人弁護士が破産手続きの進捗について説明し届出があった債権者数が191件、債権の総額は、約6億3000万円であることを明らかにしました。
一方、破産管財人が回収した財産額は現在不動産4件分、1億8000万円ほどを含む2億1400万円で債権額の約3割にとどまっています。
【唐津商工共済協同組合 岩村嘉弘理事長】
「不動産に関してはもうちょっと何とかならなかったかという気はしますけれども金額が決まって組合員の方々に配当をいち早くして頂けることを心から望んでいる」
また、破産管財人から債権者への財産目録の送付は人数が多いことなどを理由に問い合わせをした人に限っているということです。
今後は、賃借料回収のための訴訟などを経て配当手続きに進む見通しです。