12月8日の地震の影響で運休が続いている八戸線について、沿線の自治体と岩手県などがJRに対し早期復旧を求める要望書を提出しました。
JRは12月30日の全線での運転再開を目指しています。
19日は久慈市や洋野町など沿線4つの市と町などで構成される「JR八戸線利用促進協議会」の代表がJRに対し要望書を手渡しました。
JR八戸線は12月8日の地震の影響で、青森県八戸市内の高架橋のコンクリートが剥がれる被害などが見つかり、久慈・八戸間の全線で運休が続いています。
要望では被害状況の調査や迅速な復旧作業を進めることや通勤や通学のための代行輸送を実施することなどを訴えました。
こうした状況を踏まえJRは19日、12月30日の全線での運転再開を目指し復旧工事を進める方針を示しました。
また全線での運転再開に先駆けて12月22日には久慈駅と八戸市の鮫駅との間で、臨時ダイヤで運転を再開する予定です。
久慈市 遠藤譲一市長
「かなり早いスピードで元に戻していただけるという話をしていただいて、本当に感謝している」
協議会では運転再開へ期待を寄せるとともに、今後はさらなる利用促進に取り組みたいと話していました。