車社会の高知県で高齢になっても車を運転できるよう、JAF日本自動車連盟が民間企業などと協力し、ある取り組みを始めました。
JAF高知支部が連携協定を結んだのは、あいおいニッセイ同和損保高知支店と高知健康科学大学。高齢者の運転能力向上のため着目したのが「eスポーツ」です。
eスポーツは運転に必要な認知力や操作力、判断力などを向上させる可能性があるといいます。あいおいニッセイが保有する「テレマタグ」という車の走行データを計測する器具を使い、eスポーツの体験前と体験後で高齢ドライバーにどのような変化があったのかを測定。その他の基礎データと合わせ高知健康科学大学が分析します。
JAF高知支部・佐藤誠三 支部長:
「長く安全に(車に)乗っていただきたい。高知県は特に高齢化社会ですから、(高齢者が)車を放すんじゃなくて車と一緒に生活していただきたい」
JAF高知支部は70歳代のドライバーを募り、半分がeスポーツを体験し、半分は体験しないという方法でeスポーツがどのように影響するかを数カ月かけて分析します。