静岡市がJR東静岡駅前での整備を目指すアリーナ。建設費用は約300億円を見込んでいますが、その財源として期待を寄せているのが寄付金です。その理由とは?

12月19日、静岡市役所で行われた贈呈式。

日本生命保険静岡支社から市に寄付金20万円が手渡されました。

JR東静岡駅北口で進める多目的アリーナ建設への支援金です。

日本生命保険静岡支社・井村孝二 支社長:
多くのお客様と大きなアリーナで試合を盛り上げていければ

実は、寄付金は多額の費用がかかるこうした事業で、成否を左右する大きなカギを握っています。

2024年、広島市で開業したサッカースタジアム・エディオンピースウイング広島。

総工費286億円のうち地元のマツダやエディオンなど、企業からの寄付で70億円、個人から約6億4000万円の寄付が集まり、実現への大きな推進力となりました。

静岡市はこうしたケースを参考に、寄付金への期待感を示しますが、11月末時点で集まった額は約3900万円と現時点では“低調”です。

静岡市総合政策局・岡山卓史 局長:
(寄付の特典を)ブラッシュアップして、興味を持ってもらえるような形でさらなる寄付金の募集をお願いしていきたい

静岡市は2030年のアリーナ開業を目指していますが、事業の行方はどうなるのでしょうか?

テレビ静岡
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