地域の魅力をお土産で発信へ。「静岡市といえばコレ」と選ばれる新たなお土産の開発に向けたコンテストの最終審査が行われ斬新なアイデアが提案されました。

小学5年生・木本すず葉さん:
子供向けのお土産が少ないと思うので、子供向けのお土産が目に留まるのではないかと思った

市民や企業などから160件の応募があった「静岡おみやげアイデアコンテスト」。

12月17日の最終審査では勝ち進んだ10人によるプレゼンが行われました。

このコンテストの背景にはこんな声が…。

高本圭市 記者:
静岡のお土産と言えば何を選ぶのか、街の人に聞いてみました

静岡市民:
うなぎパイ

富士市民:
うなぎパイだ。うなぎパイが好き

浜松市民:
うなぎパイです、浜松なので。(Q.選び続けて何年?)もう30年か40年

「静岡のお土産」として多く聞かれたのが「うなぎパイ」です。

子供から大人まで誰にでも親しまれる銘菓ですが、製造元は浜松市のお菓子メーカー。

こうした中、「静岡市といえば」と選ばれる新たなおみやげを生み出そうと行われたのがこのコンテストです。

特別審査委員には静岡市ふるさと納税応援大使を務める勝俣州和さんが招かれました。

一般から募集した「アイデア部門」のうち小学5年生の木本すず葉さんが提案したのは「パキパキプラモデルチョコ」。

“ホビーのまち”にちなみ、プラモデルの枠から静岡おでんや横断バッグなどをかたどったチョコを取り外す体験型のお土産です。

主婦・坂口紗耶さん:
地域素材を日常のお菓子に変換しつつ、新しさも感じるうなぎパイと同じ成功ストーリーを狙っている

清水区の主婦・坂口紗耶さんは、ホワイトチョコを絡めたポップコーンに駿河湾特産のサクラエビを散りばめたお菓子を発案。

このほかにも酒粕を使ったフィナンシェや静岡おでんを感じられるラスクなど斬新なアイデアが並びました。

そして、審査の結果、坂口さんの「しずポップ 駿河湾桜えび」がアイデア部門の最優秀賞に選出されました。


また、地元の企業を対象とした「商品開発部門」では、安倍川もちの食感を再現したフロイント産業の「安倍川もっちりドーナツ」が最優秀賞に選ばれました。

最優秀賞の坂口紗耶さん:
食べるだけでなく(グッズ展開して)持ち歩いて楽しめる商品化ができたら

特別審査員・勝俣州和さん:
プレゼンを見ていてもちゃんと味も良く思い入れもある。“静岡愛”が詰まっているからどれを持っていっても皆喜んでくれると思うので、新しい差し入れの商品が自分の中で生まれて嬉しかった

また、優秀賞には4つの作品が選ばれ、商品化に向けたスタートラインに立ちました。

静岡市は2026年度以降の商品化を目指し、事業者とのマッチングを後押ししていくということです。

テレビ静岡
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