福島県いわき市にあるいわき信用組合は12月19日、旧経営陣に対して損害賠償を求めて提訴することが分かった。
いわき信用組合をめぐっては特別調査委員会の調査で、280億円に上る不正融資を重ね、そのうち10億円ほどを反社会的勢力に提供するなどの不祥事が発覚している。
そうしたなか、いわき信用組合は一連の不祥事を起こした江尻元会長など旧経営陣に対して、19日に損害賠償を求めて提訴することになった。対象は20人になるとみられていて、19日に会見を開き詳細を公表する方針だ。
また、刑事告発については、年内に行う方針で準備を進めているということだ。