福島県内では2026年、大型観光キャンペーンが予定されている。福島県は新たな観光支援も打ち出している。

■年末年始は予約で満室
寒波が予想される年末年始は温泉でぬくぬく!という人も多いのでは?福島県いわき市のいわき湯本温泉の吹の湯(ふきのゆ)は予約でほぼ満室だ。
吹の湯・女将の若松久美子さんは「旅館の中も賑やかな方が嬉しいので、期待とワクワクと。あと大変だなって、年末年始大変だなって」と話す。
一方、正月やゴールデンウィーク、夏休みなどの大きな連休のあとは客足がちょっと遠のくのが毎年の心配事でもあるが、来年には大きな期待を寄せている。

■福島県が「また来て。」割で観光支援
12月15日福島県の内堀知事が発表した「宿泊割引事業、『また来て。』割」
福島県は来年度の春・夏・秋・冬の計4回、1泊8千円以上の宿泊につき3千円を割り引く「また来て。」割を実施する計画を明らかにした。
2026年は現在の福島県の形が誕生してから150年、東日本大震災から15年と、福島にとっても大きな節目。JRや自治体と連携した大型観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」期間中には、「大ゴッホ展」をはじめとした様々な催しが企画されている。

■来年の大型観光キャンペーンと「また来て。」割に期待
「ありがとうございました」
最近は物価高などの影響で、宿泊客の2割ほどが素泊まりプランを選ぶそう。大型観光キャンペーンと季節ごとに打ち出される「また来て。」割で、ちょっとお財布のひもを緩ませながら福島の魅力を存分に感じてもらえることに期待している。

吹の湯の女将・若松さんは「1泊2食だけではなくて、お客様もいろんなプランを見ていらっしゃるんですね。DCの期間中に、もし重なってしまった場合も、より沢山のお客様に来てもらえるし。終わった後でも、『また来て。』割をやっていただけたら、その閑散期でも、一定にお客様いらっしゃっていただけるという効果があるのではないかなと思います」と期待を寄せた。

福島テレビ
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