統計データを正しく理解し、グラフや図表で分かりやすく表現する技術を競う島根県の統計グラフコンクールの表彰式が、松江市で行われました。
表彰式は島根県庁で行われ、優秀作に選ばれた小学生から高校生まで7人が出席。
丸山知事からひとりひとりに賞状が手渡されました。
統計グラフコンクールは、統計に対する関心を高め、統計データを理解し、グラフや図表で分かりやすく表現する技術を知ってもらおうと1953年から毎年開かれています。
今回は県内の児童・生徒、学生から70点の応募があり、このうち、小学校3・4年生の部の「特選」に選ばれたのは、風力発電をテーマにしたグラフです。
ペットボトルで条件が異なる9種類の羽根を自作、発電量の違いを検証し、分析しました。
イラストも使って、わかりやすく表現しています。
島根大学附属義務教育学校4年・大西波瑠さん:
「大変だったけど統計をまとめるところはすごく楽しかったです。来年もぜひやりたいです」
また、こちらは高校生以上の部の入選作品。
選択的夫婦別姓制度について、家庭科の授業をきっかけに関心を持ち、統計データをグラフ化し、その現状を分析しました。
松江北高校1年・影山亜胡さん:
「できるだけシンプルにまとめることができるように統一感を工夫した。あんまりもらえない賞だと思うので受賞してとてもうれしい」
審査員長を務めた島根大学の石野眞名誉教授は「コンクールを通して、社会生活や自然現象に関心を持ちデータ活用の学習に取り組んでほしい」としています。