大石知事は18日に東彼・川棚町を訪れ、石木ダム建設に伴って移転した人たちと意見交換しました。
大石知事は川棚町の波戸勇則町長など共に、移転した10世帯11人を訪ねました。
この意見交換の場は11月、県が開いた石木ダムに関する説明会でダム建設で移転した住民からの要望を受けて開かれました。
移転した住民と知事が話し合うのは初めてのことです。
住民は建設に反対する人たちとの溝が深まっている現状を話し、ダムと周辺道路を早く整備してほしいなどと求めました。
移転した地権者
「移転したおかげで(反対者)はきつい目に合わないといけないと言われた」「私たちに恨みつらみを持って反対している人も」
大石賢吾 知事
「改めて令和14年度末までに完成させる責任の大きさを感じました」
石木ダム建設では水没する地区の67世帯のうち、54世帯はすでに移転しましたが、13世帯は建設に反対し生活を続けています。
知事は今回、反対派の住民とも会おうとしましたが実現しませんでした。
知事は「できるだけ早く面会する機会を作りたい」としています。