記録的な大雨で274台が水没した三重県四日市市の地下駐車場の管理会社が破産手続きを開始したことがわかりました。

 四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」を管理するディア四日市によりますと、「復旧には数十億円かかることや、負債が2.5億円あり、返済できる見込みがない」として「事業継続は不可能」と判断したということです。

 そのうえで17日、津地裁四日市支部に破産手続き開始の申し立てを行いました。

 これを受けて、駐車場の一部を市有化する意向を示していた四日市市は、現在開会中の定例議会で取得のための議案の提出を見送ると明らかにしました。

 森智広市長は、「破産管財人が決まった後に、地下駐車場の取得に向け協議を申し出て、早期復旧に取り組む」としています。

東海テレビ
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