福山西警察署は、署内で保管していた、市民の個人情報などが記載された行政文書を紛失したと発表しました。他の廃棄書類とともに誤って焼却した可能性が高く、外部へは流出していないとみられています。
福山西警察署が紛失したと発表したのは、2021年度分の「車庫証明の届出に関する書類」と「通行禁止道路の通行許可申請書」、それに、2023年度分の「緊急工事申請受理簿」です。
署によりますと、これらの文書は保存期間が満了していないにも関わらず2022年から2024年までに実施した文書廃棄作業で、他の廃棄文書とともに誤って焼却処分した可能性が高いとみられています。
今年11月27日に、保存文書の整理を行っていた署員が、紛失に気付いたということです。紛失した文書には、申請者の名前や電話番号などの個人情報が記載されていましたが、外部へは流出していないとみられています。
福山西警察署は、廃棄する文書の確認が不十分だった可能性があるとして、「今後、文書の取り扱いでより厳格な管理を行うとともに、個人情報の慎重かつ適正な取り扱いについて職員の意識付けを深め再発防止に努める」としています。