事件捜査の手がかりとして作成される「似顔絵」を描く技術を若手警察官などが学ぶ講習会が開かれました。

県警本部で開かれた講習会には、所属部署に関係なく似顔絵を描く技術の習得を希望した若手警察官など20人が参加しました。

講習はまず、なにも教わらずに自画像を描くことから始まりました。
その後、県警の「似顔絵捜査官」がアドバイスします。

【似顔絵捜査官】
「基本顔、いわゆるモブフェイスといいますか大衆顔。そういった顔をまず覚えていただきたい」

「基本顔」に、目や鼻などのパーツの特徴を書き足していくのが、上手に描くコツだと教わり、改めて自画像を描いた警察官たちは、上達ぶりを実感していました。

【県警鉄道警察隊・小川史真 巡査長】
「ちかんの事案対応をすることが多いので、ちかんの犯人の手配をかけることが、あれば積極的に似顔絵を作成して犯人検挙につながればいいなと思います」

県警によりますと、今年県内では10月末の時点で46件の事件において似顔絵がつくられ、そのうち13件で容疑者の検挙につながったということです。

テレビ新広島
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