臨時国会が会期末を迎え、閉会後の法案審議を行うための手続きが行われました。
額賀衆院議長:
衆議院議員の定数削減等に関する法律案は、閉会中審査をするに賛成の諸君の起立を求めます。起立多数、よってその通り決まりました。
17日午後に開かれた衆議院本会議では、与党が提出したものの成立を断念した衆議院議員の定数削減法案や、各党が先に提出した企業・団体献金の取り扱いに関する法案など、この国会で成立に至らなかった法案を「廃案」とせず、年明け以降の国会で継続して審議することが決まりました。
また、衆議院の全ての党派が参加して議論する選挙制度協議会が約1カ月ぶりに開かれました。
自民党と日本維新の会が2026年の通常国会での実現を目指す議員定数削減への賛否は分かれましたが、各党が理想とする選挙制度と現行の選挙制度の修正案を示して議論が交わされました。
衆院選挙制度協議会・逢沢座長(自民):
ゼロベースで議論しようと各会派間で合意をしているので、答えが出せるようにまずは努力する。ただ、同時に現行制度の修正によって、より良い制度を求めることも忘れずに努力をしなければならない。
国民民主:古川代表代行:
新しい制度として中選挙区連記制ということで一案として出しているので、他の案が良いとか悪いとか、まさにこれから議論を皆さんでしていただければ。
17日の協議会で、各党派は選挙制度の在り方について国政調査の速報値が出る2026年の春をめどに結論を得る方向性を確認しました。