鹿児島県教育委員会は17日、女性の容姿などに関するセクハラ発言を行った小学校教師と現実逃避を理由に公文書を廃棄した中学校の教頭を17日付けで減給1カ月の懲戒処分にしました。
セクハラ発言で減給1カ月の懲戒処分を受けたのは、鹿児島地区の小学校の55歳の男性教師です。
県教委によりますと、この男性教師は2025年、県内で女性1人に対して容姿に関するものや男女関係を想像させるセクハラ発言を行ったということです。
男性教師は「セクハラに関する認識が甘かった」と事実を認めているということです。
同じく、減給1カ月の懲戒処分を受けた南薩地区の中学校の52歳の男性教頭は、本来保管すべき公文書の一部を校内に廃棄したということです。
この教頭は動機について「公文書の量に圧倒され、目の前の仕事から逃げ出したくなった」と話しているということです。
2025年度、教職員の懲戒処分は13件となり、県教委の中島靖治教職員課長は「危機的状況にあるという認識のもと、不祥事根絶に向けた取り組みを徹底したい」とコメントしています。