広島国際大学の学生たちが動物のための義足や車いすを製作する研究会を立ち上げました。
ネコのかりん君、2歳。
病気の後遺症で四肢に麻痺がありうまく歩くことができません。
かりん君に特別な車いすを作ったのが義肢装具士を目指して広島国際大学で学ぶ徳山珠季さんたちです。
徳山さんたちは、動物の義肢装具について学ぶ機会を増やそうと研究会を立ち上げ、現在、15人が活動しています。
動物の装具の研究を行っている山田哲生さんの指導のもと動物病院などから依頼を受けてこれまでに6件を製作しました。
この日は、およそ半年かけて製作した車いすを実際に装着。体に合うように細かく調整を繰り返し飼い主に引き渡しました。
当日は、初めての車いすに緊張で固まってしまったかりん君でしたが、翌日には、早速、車いすに乗ってエサを食べに行く姿が見られました。
【広島国際大学 義肢装具学専攻3年 動物義肢装具研究会 徳山珠季さん】
「人間の義肢装具にもっと詳しくなって、自分のアイデアでもっと動物の義肢装具に向き合っていけたらなと思います」
【広島国際大学 義肢装具学専攻 山田哲生講師】
「これが始まりだと思っています。自分が作ったものが誰かの役に立つ。味わってもらえたらなと思ってこういうのをやっています」