ことし8月の記録的大雨で大きな被害を受けた玉名市で、木村知事と藏原市長のトップ会談が行われました。木村知事は玉名市で氾濫した境川について、バイパスを整備する県の河川整備計画を明らかにしました。
【岡崎 宣彰記者】
「こちらは8月の記録的大雨で一部が冠水した玉名市の市街地です。
その原因となった境川のバイパスに向けた河川整備が行われています」
ことし8月の記録的大雨で、玉名市を流れる境川が氾濫し、一帯の市街地が浸水する被害に遭いました。
15日木村知事は玉名市役所を訪れ、藏原 隆浩市長と境川の再度災害防止に向けた
トップ会談を実施しました。
【木村知事】
「一番本質的なところは境川の流下能力を向上させなければならない。境川の河道バイパスについて整備速度を加速化することにした」
大きく蛇行し、氾濫の原因となった部分について、木村知事は再来年の出水期までに
バイパスを整備する考えを示しました。
この河川整備で、問題の部分の河川の断面積は約4倍に増える見込みです。
また、県は来年の出水期までに堆積した土砂の撤去に取り掛かる考えです。
【玉名市 藏原 隆浩市長】
「今まで以上にスピード感をもって工事に当たっていただけると聞けて、本当に安心している」
玉名市では県の河川整備に合わせて、内水氾濫対策に向けた排水路の整備を行いたい考えです。