有明海で養殖された佐賀県産ノリの今シーズン初めての入札会が15日開かれました。平均単価は51円75銭で去年の単価を上回り過去最高を更新しました。
【岩部リポート】
「今シーズンの秋芽網ノリの初めての入札会です。いま、商社がノリを手にとりながら真剣な表情で色やつやを確かめています」
県産の秋芽網ノリの今シーズン最初の入札会には、例年並みの約1億1600万枚が出品され全国から51社、約300人の業者が買い付けに訪れました。
県有明海漁協によりますと今年は海の栄養塩は少ないものの赤潮が発生することもなく、全域で質のいいノリがとれているということです。
また、最高品質のブランドノリ「佐賀海苔有明海一番」も2年ぶりに認定され17万8500枚が出品されました。
【県有明海漁協 中島光参事】
「色があって非常にやわらかくうまみがあるノリが出品できている。生産者が今まで以上に努力されて今回良質なノリがとれたのは非常に喜ばしい」
県有明海漁協によりますと15日の販売額は、約60億3700万円で、平均単価は51円75銭。
過去最高だった去年の単価を16円52銭上回ったということです。