中国で高級食材とされる「上海ガニ」の仲間で独特な甘みのあるカニみそが特徴の「モクズガニ」漁が筑後川で最盛期を迎えています。
筑後川では秋から冬にかけて、産卵のため河口付近まで下りてくるモクズガニの漁が、この時期最盛期を迎えます。
モクズガニは「イワガニ科」に分類されるカニの一種で、中国の高級食材、「上海ガニ」の仲間です。
きれいな清流に生息していて、生活排水などの影響で一時4割ほど減少しましたが、上下水道の整備で水質が回復し漁獲量も戻っているということです。
漁に出たみやき町の漁師、田村一三さんは20カ所以上に仕掛けたカゴわなで約70から80匹のモクズガニを捕獲しました。
【みやき町漁師 田村一三さん】
「味噌汁とふかす、あとは塩ゆで。歩く限り、体がどうにもならない限りは漁続けていきたい」
モクズガニ漁は雨が続き水が濁っているときがよく取れるということで、田村さんによると15日は「豊漁ではないが取れた方」だということです。