記録的な大雪や暴風により大荒れの北海道。
原因は、台風並みに発達している低気圧の襲来です。

15日朝の北海道・紋別市。
猛吹雪に見舞われ、辺り一帯が白くかすんでいます。

オホーツク海も荒れに荒れていました。

記録的な大雪となっている場所の1つが遠軽町。
12時間で、観測史上1位となる60cmの雪が降りました。

台風並みの暴風も吹き荒れています。

猛吹雪となった標津町の最大瞬間風速は26.5メートル。
15日午前9時半ごろには、中標津町上標津で観測史上1位となる最大瞬間風速40.5メートルを観測しました。

釧路市内では暴風による被害も相次ぎました。

道路脇のフェンスが広い範囲で倒れた他、電線が切れた影響で停電が発生し、信号も消えました。

大雪による被害も深刻です。

網走市のオホーツクドームは屋根の一部がへこみました。
雪の重みの影響とみられ、通常時と比べるとへこみの大きさがよく分かります。

別海町では電柱が根元から折れました。
これも一気に降った雪の重みによる被害とみられています。

15日午前2時ごろに苫小牧市で撮られたドライブレコーダーの映像では、雪道を直進していた車が突然、スピンし雪を巻き上げながら道路中央に停車しました。

運転手によると、片側のタイヤが雪のわだちに乗ってスピンしたとのことで、ひやりとしたと話しています。

記録的な大雪となった北海道では、15日夜から気温が急降下。
北見市では16日の最低気温が氷点下11度と冷え込む予想で、北海道各地で引き続き、路面の凍結によるスリップ事故などに注意が必要です。